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理事長スローガン

理事長所信

~ 信あるJAYCEEとして ~

誰にでもわかる真実で 意思の疎通をはかり 雄大な理想をはかろう

この文章は第64代内閣総理大臣田中角栄氏が話した言葉です。私はこの日本を刷新するという意思が込められた言葉に青年たちへの道標、しいては現在の(一社)刈谷青年会議所の羅針盤として相通ずるものがあると思います。
現存する世界最古の国、悠久の日本。先人たちは数々の国難を乗り越え、日本の連綿な絆を現在まで紡いでこられました。その現代日本は、デフレ経済からの脱却や直面する少子化問題などの諸問題によって不安定さを増し、変革を余儀なくされ、新たなる時代への対応に困惑し必死にもがいている様に感じます。昨年、政府はこの現状を打開するため一億総活躍社会の実現を掲げました。しかし30年後には人口は50%まで減少するという統計まで出ている日本では、私たち自身が次代に繋いでいける、多角的で持続可能なビジョンを常に見据え行動し、リアリストとして未来に向き合っていかなくてはいけません。そして現実に向き合うためには日本人の根幹といえる義理や人情といった「信」の心が必要です。それが幾重にも重なった時、私たちを強くさせる「志」の心が醸成されていくのではないでしょうか。物事を成し遂げる時には必ず想いが必要であり、私たち自ら「信」を矜持し、共に研鑚しようではありませんか。未来は決して先細りではなく、自らが想い、行動することで変えられるものは必ずあるはずです。そのひとつの体現の場が(一社)刈谷青年会議所です。私たちのまち刈谷をより良くする為、その単純明快で崇高な想いこそが(一社)刈谷青年会議所を56年もの長きに渡り導き、青年たちを逞しく成長させてきました。私たちの敬愛する先輩諸兄にお会いする時、静かなる言葉の中にいつまでも情熱的な重さを秘めていると感じます。そんな先輩諸兄はその時代時代を先駆け、一瞬一秒を大切に、青年としての高き志をもって刈谷の未来という階段をのぼってこられました。私を含め青年とは、若く、形成の発展途上にあり、知恵も能力も経験値も少なく、未成熟だと思います。しかし私達にしかできないものが必ずあり、自分に問いかけBE THE BESTを目指す事に意義があります。すべての物事のスピードが目まぐるしく変わり、多面的な視点や準備は必須となっている現代だからこそ、青年会議所はわかり易く本質を突き詰めて、理想像を目指すべきだと信じます。志があれば必ず道は拓けると信じて。

~ 魅力ある生涯の友と成る為に ~
少子化が進む現代、年齢制限のある青年会議所では、その分母となる青年の絶対数は年々減少の一途をたどり、会員拡大は待ったなしの状況になっています。メンバー全員が拡大を身近に感じ、自分事と捉え相手に伝えなければ、会員減少は止まらず、JC運動そのものが縮小を余儀なくされてしまいます。個が集まらなければ組織形成はできません。ひとつひとつの輝く個の魅力が集まってこそ、他の団体にはできない組織としての魅力になるのです。その為にも新たな仲間たちに想いを持って青年会議所活動の魅力を最大限伝える様にしなければならないのです。そして会員拡大は組織に属している以上、自己の責任でもあり、自分たちの為に行います。会員拡大に近道はなく、当たり前のことを確実に、何よりも積極的に行うことが拡大運動には必要です。青年会議所は残念ながら時間に限りのある団体です。しかし、時間の限りがあるからこそ光り輝くのです。「今」を真剣に伝え、私たちの意義を感じてもらえる様、地域に密着した全員拡大に取り組んでいきたいと考えます。また、近年では女性の活躍を代弁する言葉として「なでしこ」という言葉が多く使われています。この現代日本を取り巻く環境は、女性の活躍の場が必要であり、当たり前の事として浸透しているからこその言葉ではないでしょうか。私たち青年会議所もより多くの女性の意見を取り入れ地域に浸透する為に、「信」ある輝く女性の意見に向き合っていきたいと考えます。そしてそれぞれの意思で集い、新たに繋がる仲間たちと共に、限られた時間に意義ある青年団体としての活躍に繋げたいと願います。

~ 仲間を想い高め合う ~
私は利他に対してどのように向き合うのかを真剣に考えることが青年会議所に入会して一番学んできたことであります。一概に利他と言っても他の人だけでなく、柔軟に考えれば自然や文化、歴史などの物事に対しても利他の精神は当てはまるのではないでしょうか。青年会議所の事業にはすべてバックボーンがあり、その一点の指針を目指し進んでいきます。その過程で学ぶべきものを得て、生涯の友情が育まれ、素晴らしい事業構築が成されるのです。根幹を考え突き詰めることで、普段の生活や仕事で使うべき実践的な力が磨かれます。いわゆるホスピタリティーです。何を行うについても自己満足だけでは意味がない。こうしたいという相手への気遣いと受け入れてもらえる心両方がバランスよく必要です。幸い青年会議所にはホスピタリティーを学ぶ場、挑戦できる場がいくつも用意されています。大局的な観点でそれをチャンスと捉え、普段から私たちを支えてもらっている家族や企業、地域に恩返しできる様な実践的な学びの機会を作りましょう。また、青年会議所では所属する地域の青年会議所だけでなく、国内外に多くの組織があり、自らが望めば無限にステージが広がっていく団体です。そのスケールメリットを生かし、広大なステージで自らを高め合う仲間たちへの尊敬と「信」をもった活動を通じ、私たち会員全員で大樹となる事を望みます。

~ 地域を愛する先導者として ~
世界との協調がスタンダードになる一方で、過度なグローバリズムに警鐘が聞こえてきている現代日本では、自らの地域に対してのアイデンティティが薄れてきているように感じます。エゴイズムによるアイデンティティという言葉だけが先行するのではなく、まちに対する帰属意識の本質部分がなければ、地域愛が溢れることは決してありません。私たちの刈谷は、ものづくりのまちとして栄え、古くは城下町としての歴史を歩んできました。その様な刈谷の歴史やまちの現在を正しく理解する事は至極当然な事だと思います。地域企業が活気あふれる刈谷では、自らのまちに対してのエゴイズムだけで行動するのではなく、刈谷として相応しい、笑顔が溢れた多様性と持続性がある、テーマ型コミュニティーを学び、繋がりある、人と人との和が育む持続可能なまちづくりを進められる様努めて参ります。また、大きなまちづくりを達成すべく、継続的に行われてきた30歳の成人式は本年で4回目を迎え、一歩ずつ着実に地域の青年たちの刈谷に対する意識を高めてきました。刈谷に定着しつつある本事業も更なる段階として、地域との連携を深め、参画者自体を拡充し、大きな枠組みでとらえる段階です。30歳という転換期を迎えた青年たちが、刈谷を誇り、自発的に集う、魅力溢れる地域参画事業へと順次移行し、本事業が地域との一体感溢れる様、刈谷を愛するアクティブシチズンの醸成を進めていきたいと思います。その為には早期に実行委員会との協調と準備をもって、刈谷市民としての責任意識を高め、地域の魅力ある物語として発信していくことです。いずれ市民の連携は地域を動かす大きな力になります。私たちの刈谷を盛り上げようではありませんか。

~ 未来への光を育む ~
近年、子供たちは様々なモノの普及で疑似的な感性が広がる一方、おもいやりに欠けた直接的な感情行動が多くなっていると感じます。私は子供たちが昨今のグローバルスタンダードに対応出来る様に、しっかりとした学びの機会が必要だと考えます。まずは自国のことを語れない国民は決して世界では通用しないですし、自国の歴史を語れる人であれば、他国の歴史や文化を理解する事、敬意を表する事もできるはずです。自らが望めば世界のどこへでも繋がれる時代において、自国についての教育は必須だと考えます。また、現代日本は地域の7割で天の川が見られないと言われています。私たちの心を無限に広げた探求心も、現代ではパソコンなどの機械の中で、画像や教材として表面的に子供たちに伝えられる世の中になってしまっています。確かに頭では理解しやすく、キレイな画像も観られる。しかし表面的なものに頼った教育では小さな未来しか語れないはずです。子供たちが五感で感じるものが根幹を作り、感じる心を持った子供たちが未来への無限の可能性に繋がるのではないでしょうか。私は子供たちの凛とした自立心の向上と素直な感受性やおもいやりを育むことも私たち青年会議所の使命であると考えます。その為にも学校や家庭だけでは経験しえない自然の雄大さを肌身に感じる事で、子供たちが目を輝かせる機会を作りたいと思います。日本は宝の山です。よく言われる悠久とは何か、そういった大きなものに触れることで自分を感じ、その大きな力から他者を思いやれる大切な心が育まれるはずです。疑似体験では決して得られない事を通じ、過去から未来を考え、心溢れる世界観に夢を膨らませてもらいたいと願います。

~ 心ある青年経済人として ~
JC運動についてあるひとつの定義があります。
「JC運動とはその社会を開発する諸事業の実践課程を通じて、自己の訓練をする活動である」JC運動の理想や理念は崇高であるがゆえ、人々の共感を呼び、この多様化された社会の中で、青年たちは参画する意義に魅せられてきました。この運動は本来、誰にでもできる不変のものです。しかし誰もが出来るゆえに、純粋ながら現実問題と向き合わねばならない事が多くあり、それを乗り越える必要があります。その為にも私たち青年は揺るぎない信念と、常に何事にも能動的な姿勢で取り組む事が必要です。資質を向上させる技術論や開発論だけではなく、基本理念の浸透と、人と青年会議所活動に深く関わる仲間との繋がりの中で向上され、存在価値を高めていくことが資質向上の概念と私は考えます。そして自身の幹となる本質がぶれなければ、新たなステージが見えてくるはずです。ものの見方が変れば新たな選択肢が創造できる。もし選択を間違えたのであれば、後で振り返り改善すれば良いのです。発想の転換は新たな可能性を生んでくれるはずです。この青年会議所ほどの人間形成の場は他にありません。私たちは責任世代として、ひとつひとつに向き合い、理想を夢見るだけでなく、常に社会に対して問題提起をし、創造的な情報を発信できる集団として先駆けなければなりません。意志を磨き上げ輝くJAYCEEとなれる様、自己の研鑚と崇高な理念の浸透を目指していきたいと考えます。

~ 私たちの自尊と広く地域に望まれる活動へ ~
私たちの活動が、独りよがりの活動ではすべからく意味がありません。青年会議所は社会にとって必要とされる物事や事業を多く行っていますが、自分たちが思うよりも市民の皆様に届いていないのが実情ではないでしょうか。私たちの社会的認知度の向上は、地域に対する事業の活性化にも直結することだと思います。想いが届けば地域の刈谷に対する意識を変革する可能性は出てくる。その為には、更なる対外発信力の強化が必要だと考えます。多様な情報が溢れる現代ではより効果的に自らを発信しなければ、だれも見向きもしてくれません。広報とは誰に何を届けたいのかを簡潔に報として広めることです。各委員会との連携はもちろんの事、効果的な情報発信力をもって、私たち(一社)刈谷青年会議所の刈谷におけるブランディング力を更に高めていきたいと考えます。また、青年経済人として、組織としてのコンプライアンスや責任と権利も正確に履行していかなければなりません。そして、日本人としてその責任や権利について、現代日本の根幹となる日本国憲法。その憲法は大きな転換期を迎えています。日本人として目の前に迫っている大きな論議に目を背けるのではなく、まずは私たちがはっきりと自分の意思を発する為に、日本国憲法についての正しい知識や論議の場が必要だと思います。また、香港獅子山青年商會との友好も本年で8年目を迎えました。互いの見識を深めていけるグローバルな友がいることは私たちにとって大いなる刺激であり、誉であります。私自身、青年会議所に入って、彼らとの友好の機会を体感しなければグローバルスタンダードといえる見識を体感することが出来ずに過ごしていたでしょう。その成熟期に入った友好の機会をより強固なものにするために、私たちが持つ日本人の感性をしっかり届けられる様に務めて参ります。

~ 結び ~
本質は平易な言葉に宿るといいます。(一社)刈谷青年会議所の歴史は常に挑戦と変革、そして情熱の継承をもって革新されてきました。青年会議所活動は高みを目指し活動するが故に理解を得られない場面がでてしまう事や、深く、難しく考えてしまう事もあるでしょう。しかし私たちの活動の本質を言葉で表せば“「修練」「奉仕」「友情」の三信条の基、明るい豊かな社会の実現”という簡潔なものです。その簡潔さと奥深さを突き詰め、自己を磨いていくことは、人生において最大の投資になると確信しています。私たち青年は、輝ける未来を信じがむしゃらに進もうではありませんか。私たち全員が真のリーダーとなれる様、仲間と共に自己研鑚と率先行動をもって全力で駆け抜けていく所存です。どうぞ一年間よろしくお願いいたします。

建前ではなく 泥臭くていい
全てのメンバーの一年に価値を
信ある青年経済人として このまちと共に