理事長所信

Power of Attraction

〜 はじめに 〜

「魅力」という言葉を聞いて、皆様は何を思い浮かべるでしょうか。「人を惹きつける力」 や「外見的・物質的な豊かさ」など、捉え方は人それぞれだと思います。私自身、青年会議 所に入会するまでは、ごく普通の町工場の工場長として、日々の業務を淡々とこなす毎日を 送っていました。学生時代は音楽活動に打ち込み、仲間と夢を語り合った時期もありました が、現実とのギャップに次第に距離を置き、夢を追うことをやめてしまいました。その後、 地元の企業に就職し、父の会社へ入社。忙しさに追われる中で、大きな夢や目標もなく、た だ日々を過ごしていた 30 歳の時、父の勧めで青年会議所の門を叩きました。そこで出会っ た先輩たちは、まちの未来を本気で語り、誰かのために行動し、理想を現実に変えるために 全力を尽くす人たちでした。かつて「非現実的」と切り捨てた夢を、熱く雄弁に語り、仲間 を巻き込み、実現に向けて挑戦する姿は、まさに「魅力」にあふれていました。私はその姿 に強く心を動かされ、「自分もいつか、誰かを惹きつける存在になりたい」と願い、青年会 議所への入会を決意しました。今、振り返って思うのは、この「魅力」こそが、これからの 刈谷青年会議所に最も必要なものだということです。魅力的な人のもとには自然と人が集 まり、魅力的な組織には協力者や仲間が集まります。私たちが自らの魅力を高め、組織とし ての魅力を磨き上げることが、会員拡大やまちづくりの原動力になるはずです。2025 年に 策定した刈谷青年会議所の中期ビジョン「Building the future ~持続可能なパートナーシ ップの共創~」この 2 年目を迎える本年、「魅力」というキーワードを軸に据え、まちを巻 き込み、仲間を巻き込み、未来を切り拓く運動を展開してまいります。

~情熱をもって行動する~組織拡大戦略会議

会員拡大は、組織の未来を切り拓く最重要の活動です。組織を、このまちをより良くする ためには、共に挑み、共に未来を創る仲間が必要です。大切なのは、ただ入会者を増やすこ とではなく、本気で地域を想い、行動する仲間を増やすこと。だからこそ、伝える側が熱量 をもたなければ、相手の心には響きません。私は、何年も候補者に声をかけ続け、ようやく 入会に至った経験から、伝え続ける熱量と覚悟が人を動かすことを実感しました。熱量は行 動を生み、行動は信頼を生みます。待つのではなく、自ら動き、誰かの未来に本気で向き合 い、誠実に時間を注ぐ。その積み重ねが、やがて大きなうねりとなり、まちと組織の未来を 拓く力になると信じています。共に、全身全霊で会員拡大に挑みましょう。

~次代のリーダーとして~資質向上委員会

個人の資質向上なくして、組織の成長はありません。自分の可能性を広げるためには、見 たことのない世界に飛び込み、経験したことのないことに挑戦することが必要です。私は 2022 年、愛知ブロック協議会の国際事業で訪れたバングラデシュで、整備されていないイ ンフラ、交通ルールのない混沌としたまち並み、劣悪な環境で働く子どもたちを目の当たり にしました。自らの目で見て、肌で感じたからこそ、「この現状を何とかしたい」という強 い課題意識が生まれました。机上の知識やルーチンワークでは得られない、心を揺さぶる実 体験こそが、自分を突き動かし、成長させるのです。さらに、人の成功や失敗に学びながら、 自分の経験と重ね合わせ、できるまでやり抜き、小さな成功体験を積み上げることで、揺る ぎない自信を手にすることができます。挑戦と実践を繰り返しながら、仲間と共に資質を高 め合い、未来を切り拓いていきましょう。

~魅力あふれるまち~まちづくりブランディング委員会

刈谷市を「住みたい」「住み続けたい」と思えるまちにするためには、今こそ本気のまち づくりが必要です。利便性だけでなく、伝統や文化に誇りをもてるまち、他市の住民が羨む 魅力的なまちへと進化させることが求められています。転出率が転入率を上回る現状は、働 きやすさに比べ、暮らしやすさが不足している証です。だからこそ、市民一人ひとりが自分 のまちに愛着をもち、未来へつながる誇りある地域資産を守り育てることが大切です。私た ちの子どもたちが大人になっても「このまちに住みたい」と思えるまちを創る。そのために は、価値ある情報や魅力的なコンテンツを発信し続け、市民の心を惹きつけるまちづくりが 欠かせません。そして誰もが心身共に健康で安心して暮らせる、安全で温かいまちを実現す ることが、持続可能な未来を創る礎となります。地域を愛し、未来を見据え、誇れる刈谷を 共に創り上げてまいりましょう。

~未来のまちの主人公~青少年育成委員会

今、私たちの社会は急速に変化し、AI があらゆる分野に進出しています。だからこそ、 若者たちには「人間らしい感性」と、それを活かして世界を変える「クリエイティブな力」 が必要です。与えられた答えをなぞるだけでは、これからの時代に生き抜くことはできませ ん。自らの力で問いを立て、他の誰でもない自分自身の答えを創り出すことが、未来を切り 拓くカギとなるのです。刈谷の未来を輝かせるためには、若者一人ひとりがまちに誇りをも ち、伝統を守りながらも新しい価値を生み出していかなければなりません。失敗を恐れず、 挑戦し続けるその姿勢こそが、他の誰かの力となり、まち全体をより魅力的にする原動力に なるのです。私たち大人は、若者たちがその力を存分に発揮できる環境を作り、共に未来を 創る仲間として、刈谷の次なる輝きを生み出していきましょう。

~おわりに~

1961 年、同じ志を抱いた若き青年たちが集い、全国で 201 番目の青年会議所として、刈 谷青年会議所は誕生しました。以来、先輩諸兄の熱い想いとたゆまぬ努力により、その時代 ごとの社会課題に挑み続けてきました。時代は変わり、社会の在り方や人々の価値観が大き く変化する中でも、私たちは「修練・奉仕・友情」という不変の三信条を胸に、挑戦を続け てきました。これもひとえに、先輩方が築き上げてこられた伝統と志が、今日まで脈々と受 け継がれてきたおかげです。設立趣意書には「いつの時代でも、どこの社会でも、青年は次 の時代の『主人公』である」と記されています。私たちはその志を胸に、まちの明るい未来 を創るため、果敢に行動し続けなければなりません。青年会議所活動がこうして続けられて いるのは、決して当たり前ではありません。家族、会社、そして多くの仲間たちに支えられ ているからこそ、私たちは今、この場に立てています。その感謝の気持ちを決して忘れず、 一つひとつの活動に全力を尽くしてまいります。 本年、刈谷青年会議所からは愛知ブロック協議会に副会長を輩出する特別な一年となり ます。出向では大きな学びや出会い、経験を得ることができます。私自身も日本青年会議所 や愛知ブロック協議会への出向も経験し、大きく成長することができたと実感しています。 ぜひ多くのメンバーに出向していただき、その学びを刈谷青年会議所に還元していただけ ればと思います。 私自身、2017 年の入会以来、多くの先輩諸兄のご指導を賜り、また仲間たちの支えを受 けながら活動を重ねてまいりました。この 9 年間で得た知識や経験は、私を大きく成長さ せてくれました。かけがえのない仲間にも出会い、価値観も大きく変わりました。今こそ、 そのすべての経験を刈谷青年会議所のために注ぎ込みます。そして、全身全霊をかけて、刈 谷のまちの明るい未来を創るため、先頭に立って行動してまいります。 共に、行動しよう。 私たちのまちの未来のために。 私たちの愛する人たちのために。 40 歳までの限られた時間の中で、1 秒たりとも無駄にすることなく。 青年らしく、情熱を燃やし、我武者羅に挑戦し続けよう。 すべては、このまちの未来のために。

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